2024年卒学生向け就活支援ブログ

引き算形式で見出す?企業独自の強み

志望企業に対する企業研究の成果は、ESでの志望動機や面接で示していくことになります。

志望動機では「なかでも貴社は(貴社の~は)」といった流れで、自分自身がその企業をどのように分析しているかを示し、面接であれば「なぜ(同業の)他社ではなく当社なのか?」といった質問への回答につながります。特に人気企業ほど、本気で自社への就職を考えている学生なのかを判断するために、このような質問は多くなる傾向にあります。


そのような志望動機の作成や面接での質問に対してしっかりと準備していきたいのは、企業が自ら発信している強みを知るのではなく、自分自身で研究・分析して、自分の意見を持てるようになることです。

●調べて知ることだけを企業研究だと見ているか?
●調べて自分の意見を持つことを企業研究だと見ているか?

ここは本当に毎年、学生のなかでの差になっている印象です。

引き算でプラスとなる点を見出す企業研究

今回、ここでは自分自身で研究・分析していく視点として、画像に示したような引き算形式で行う企業研究の進め方を紹介します。


まずはその企業のいくつかの特徴を整理していきます。この時点では企業が自ら発信しているもの、自分自身がこれだと思うものを一つに限らず挙げていくイメージです。
次にその企業が関わっている社会分野や属している業界の課題を把握し、それらを先に整理した特徴から引き算します。

そうしてその企業が社会や業界の課題に対してプラスの効果を発揮しているものを探り出していきます。
ただし、そこで探り出した強み(プラスの効果)は競合他社も同じということもあるため、今度は競合他社の特徴も引き算し、それでもプラスとして残るその企業独自の強みを探り出します。


これが引き算形式で見出す企業研究の一つの進め方です。
もちろんそのために大切なのは、日頃から社会、業界の動きにもしっかりアンテナを張っていくことと、競合他社の研究も同時に進めていくことです。


そういった意味でも強い企業研究は「一日にして成らず」ともいえるものだと思います。

企業研究の差は比較する力の差にある

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