皆さん、集団面接と個人面接、どちらが緊張すると思いますか?
もちろん人それぞれだと思いますが、
先輩たちの多くは集団面接だったと語っています。
今回それはなぜかという点も含め、集団面接のポイントをいくつか挙げたいと思います。
集団面接の回答は自分で言い切る形
まず集団面接のほうが緊張したという学生が多い理由として大きく二つ挙げることができます。
一つ目は回答がプレゼン型・スピーチ型であるからということ。
いわゆる集団面接の場合は、個人面接で多い純粋な会話のようなやり取りと違い「自己PRをお願いします」「志望動機をお願いします」など「とりあえず最初から最後まで全て話し切ってください」という丸フリ言い切り型の質問が多くなります。
それゆえにまず結論を話し、続いて理由や事例を話すといった論理的表現力を発揮の発揮が求められます。
だからといってついつい事前に丸暗記した無表情での棒読みになり、気持ちが伝わらず不合格となるケースも多いのが集団面接。
ぜひそんな集団面接に向けては、プレゼン・スピーチ型とはいえ、文章の丸暗記は絶対にやめて、「結論」と「根拠(理由・根拠)」という“組み立て”で整理しながら伝えていくことをお勧めします。
ライバルが横に並ぶ集団面接
緊張の理由の二つ目は、他学生との比較により萎縮してしまうこと。
私も経験がありますが、隣の学生がテレビ番組の出場経験があるくらいのユニークな学生で、そのバイリティあふれる話しぶりに完全にビビッてしまったことがあります。
しかし本当は萎縮したり、焦る必要はありません。
企業はあくまでその学生一人ひとりのことが知りたいのであり、集団面接においてそのグループの中から何人選ぶなどの視点はないといえます。
むしろ他人と違う自分の経験や思いを、自信を持って伝えてほしいですね。
ただし気を付けてほしいのは、一人ひとりを評価しているからといって、他の学生が話している時に、無表情だったり、ボ~ッとしていてはだめ。
他の学生の話も一生懸命、本気で聴いてあげることが大切です。
集団面接の評価表には「協調性」や「傾聴力」の項目があるケースも多いのです。
かといって頷くとか目線をどこにやるとかいった「カタチ」だけにこだわっても、カタチだけとすぐに分かります。
大切なのは「こんな経験をしてきたんだな」「人にはいろんなストーリーがあるんだな」と本当に興味を持つことだと思います。
イメージしたいのはグループディスカッション。
例えば面接官が2名、学生が4名であれば、6名でグループディスカッションをしているというくらいのイメージで常に自分もその場に参加し、面接官の話も他の学生の話も積極的に聞き入る気持ちで臨んでほしいですね。
自分だけでなく他の人の話にも関心が持てる人。
素敵だと思いませんか?