就職活動が始まると皆さんはいろいろな方法で企業と連絡を取り合うことになります。
その代表格がメールと電話ですね。
特に意外なほど電話は多用され(その場でお互いの意思確認が可能なため)、その対応上のマナーは人物評価の一角を占め侮れないのですが、メール対応上のマナーもまた人物としての評価対象になっています。
いわゆる電話同様に自己中心であるか、他者への思いやりがあるかという人の内面がメールの対応からも感じ取れるといっていいと思います。
メールのマナーも一つの人間性
以前から大学でも学生に何度となく言っていますが、マナーを知らなかっただけで人間性を評価しないでくれ!とはいえないのです。
マナーは人の内面、特に相手をどう捉えているかという心が態度・姿勢に表れるものであり、今回は正しいメールのテンプレートを画像にて共有させていただきます。
最近特に多いのは、メールがLINE化しているということ。
メールの文中にあるべき宛名、あいさつ、自己紹介、署名がないわけです。
簡単にいえば、いきなり本文から入ってくるパターン。
つい先日は、私の知り合いが採用担当をしている会社でのデザイン職インターンシップの募集に際して、メールへの添付型で大学での作品の画像提供を求めたところ、なんと2割の学生はメールの本文さえなく、本当に画像添付のみだったということがあったそうです。
メール対応に見る相手への配慮
他にも最近多い例として、こちらから企業に質問を送って返信をもらったのに、そのままにしているケースも目立ちます。
単にお礼を送るべきというだけではなく、返信した側も質問内容が解決したのかどうか気になっているわけです。
質問した以上、解決できたのか?理解できたのか?送り返す義務がありますよね。
自分が納得したら、そこまででいいのか?という話です。
また人事の人とのメールで、何日までという締め切りを23時59分ならOKと思っているケースも多いです。
WEBエントリーシートなどシステム上の締め切りならそれでもいいと思いますが、人物に直接メールを送る際には、その人の在社時間などを考慮すべき。
画像には正しいメール文書の例も入れていますので、参考になれば幸いです。
ちなみにメールの件名は「用件」を書きます。
「○○大学の○○です」という件名はNGですよ。