先日、学内で学生の一人と立ち話をしていてこんな話がありました。
「募集企業の検索をしていて、社名だけで飛ばしてしまいがち」だと。
例えば◯◯機械株式会社、◯◯化学株式会社などだと「ハイ!自分には無関係」と飛ばしてしまう。また古臭い漢字の社名よりカタカナ社名だと興味が湧くとか。
例えば同じ業界で同じ事業内容でも「株式会社高橋不動産(仮名)」より「株式会社グリーンハウス(仮名)」の方が好イメージで詳しい募集内容の確認につながるとか。
また以前も機械系の理系学生と話をしていた際に「株式会社○○化学」や「○○食品」など
一見、自分の専攻には関係なさそうな社名は全部飛ばしていて、「株式会社○○機械工業」など機械系の社名ばかり募集情報を見ているといった声もありました。
しかし、これらの化学メーカーや食品会社も機械系の学生をしっかり専門職として募集しているのですが、それも知らなったわけです。
事業内容や特徴、募集職種などもチェックして判断しよう
例えば東京に吉野工業所という会社があります。一見、学生の目がとまりにくい社名ですが、大手飲料メーカーや化粧品メーカーなどを取り引き先とする日本屈指のプラスチック容器メーカーだったりします。
そんな有力企業への募集へとつながっている学生は、きっと社名をあらかじめ知っていたのではなく、その会社の事業内容をしっかりと調べて強みを知り、募集職種なども確認したうえで応募へとつながっているのだと思います。
売り手市場といわれるなか、幸いまだまだ19卒の皆さんに対しては数多くの募集情報があります。しかし、募集情報が多いからこそ、安易にパッと見の社名で興味を持ったり持たなかったりしているということはないでしょうか?
例えば大阪の地下鉄を運営してる会社に「大阪メトロ」があります。
正式社名は「大阪市高速電気軌道株式会社」といいます。
もしも「大阪市高速電気軌道株式会社?何それ?知らな~い」と募集情報もすぐに飛ばしていたとしたら、少しもったいなくはないですか?