志望動機で大切なのは、その内容にしっかりと自分自身の姿を登場させることです。
しかし今年は「企業レビュー型」と私が勝手に命名した企業の情報ばかり羅列した志望動機が目立っています。
いわゆる業界動向を述べたうえで企業の強みをいくつか挙げるだけのものであり、企業からしたら「それ、我々が一番よく知っていること…知りたいのは君のこと」となっています。
企業が志望動機に期待しているのは、自社をとことんレビューしてほしいということではなく、「だから他の誰でもなく君なのか!」というその学生自身だからこその自社とのつながりや可能性です。
強い志望動機は「私がお役に立てる理由」
なかでも単に(私が)これが好きだから、(私が)こうなりたいから…ではなく、企業の立場に立ち、いかに自分がその企業にとって力になれるかということを伝えていくのが強い志望動機だといえます。
もちろん興味を持ったきっかけは「好き」から始まるものでも良いと思います。
しかし好きだから入りたいというだけの「入社できたらそれで本望」と思わせるものではなく、好きだからこそ私のこんな能力やこんな考え方に期待してほしい、好きだからこそ私はこういうことを入社後実現していきたいなど、やはり入社後の活躍が期待できる、そんな志望動機を目指してもらえたらと考えています。
皆さんの志望動機に皆さん自身の姿と、企業に対するアピール材料は登場していますか?