就職活動の際の自己PRは何を題材にして何をアピールすべきか?
今回は就職活動のなかで最も多く答えていくことになる自己PRについて、そもそも自己PRにはどんなエピソードが期待されているのかということを説明したいと思います。
自己PRに期待されていること、それは一言でいうと「課題解決したエピソード」だといえます。いわゆる取り上げる活動のなかで乗り越えなければならなかった壁、目の前に立ちはだかった困難、発生した問題、あるいは立てた目標などを、自ら解決すべき課題と捉え、主体的な行動で解決した成功体験を指します。
「WHAT」ではなく「HOW」を振り返ろう
特に大切なことは何を解決したかということではなく、どうやって解決したかというその解決のプロセスであり、英語でいうと取り上げる活動の「WHAT」ではなく、その活動のなかでの課題解決策である「HOW」だといえるでしょう。
その「HOW」にみる創意工夫、独自性、オリジナリティなどが、読み手の印象に残るかどうかのポイントになると思います。
イメージしたいのは、その解決策に対して「なるほど!」「よく考えたな!」などの声を獲得するということ。
逆にその解決策に対して「普通そうするよね…」「この手のエピソードではよくある展開だな…」と思わせるものであれば、少し自己PRとしての強さが発揮できないように思います。
現在、ちょうど大学で自己PR作成講座というものを行っており、参加者一人一人からエピソードを聞いているのですが、深く質問を掘り下げていくと、結構「なるほど!」といえるものが出てきています。
そういう点では自分では気付いていないかもしれない「なるほど!」といえるような解決策がもっとそれぞれにあるように思います。
そんな時は一度自分の課題解決のエピソードを誰かに聞いてもらって、感想を聞いてみることなどもお勧めです。