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最新(18卒)の求人倍率で見えてきたこと

先日、リクルートワークス研究所から18卒の大卒求人倍率が発表になりました。
求人倍率とは学生一人に対する求人の数であり、1倍だと学生数と求人数がイコール、1倍を超えると求人数が学生数を上回り、1倍を切ると求人数が学生数を下回るというものになります。
そして発表された数字は全体で1.78倍。
理論上では学生の1.78倍の求人数があるという売り手市場の現在を示しています。 1183_img02

反対に狭き門となった大手企業への就職

しかし注目したいのは従業員規模別の求人倍率であり、従業員5000名以上のいわゆる大手企業は0.39倍と急降下し、リーマンショック後の2010年3月卒の求人倍率と並ぶほどの厳しさになりました。
その背景としては大手企業の求人数は昨年と比較しても変わらないなか、大手志望学生数が約1.5倍に増えたことにあります。

売り手という意識が多くの学生を大手志向にさせたのか?それとも超短期戦の就職活動が、学生がより多くの企業を知る機会をなくしてしまったからなのか?
いずれにせよ大手に挑戦している人は、勝ち抜くためにもう一度真剣に準備を進めていくことをお勧めします。

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また折れ線グラフの画面を見ていただいても分かるように、売り手市場になるか買い手市場になるかを左右しているのは中小企業の動きだということが分かります。

金融に過度に志望集中する今年の就職活動

また今年の就職活動の求人倍率を業界別に見たときに、昨年に続きいかに金融業界に志望学生が殺到しているかということが分かります。 昨年、私の周りにも6月に志望先の銀行から不合格を突きつけられて路頭に迷ってしまった学生がいました。 目指すなら更に本気の準備をすることと同時に、もしものときに直ぐにリスタートを切れるように、金融への応募活動と並行して新たな興味・選択肢も同時に考えていくことも必要だといえるのではないでしょうか?

今日は少し辛口の記事になったかもしれませんが、17卒の先輩たちも「売り手市場だからといって行きたい会社に行けるとは限らない」という声を残してくれているように、決して甘く見ないことが大切であるということと、行きたいなら誰にも負けない準備が大切であるということを知る機会になっていただけたらと思っています。

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筆者プロフィール

篠原 功治

学生・若年者キャリア支援活動を軸とした「サインキャリアデザイン研究所」の代表を務める傍ら、CDA(Career Development Adviser)の資格を活かしキャリアアドバイザー、キャリアデザイン科目の講師として、神戸大学、甲南大学、広島工業大学、安田女子大学など約20校の大学、短大、専門学校に登壇中。
就活学生むけの面接対策講座等は、毎年高い評価を得ている。

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