就活ブログ

文章としての暗記に陥らないために

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先日、大学である学生の模擬面接を行いました。

最初の方はいまの大学に入った経緯や現在、ゼミで研究していることなど、おそらく本人は想定していなかった質問をしていきましたが、その学生は照れ笑いをしながらも誠実に一生懸命に自分の言葉で説明してくれました。

そんな学生に変化が起こったのは今度、面接を予定している企業の志望動機を質問した時。 急にスイッチが入ったかのように表情は無表情になり、まるで素人の役者のような棒読みで話し始めたのです。次にまた本人が想定していなかった質問をした際には元に戻り、また誠実に照れ笑いしながら自分の言葉で話し始めました。

志望動機だけなぜ人が変わったようになったのか?

後から話を聞くと志望動機こそ一生懸命に準備してその日の模擬面接に臨んだとのこと。その一番準備したつもりの志望動機の説明が一番下手とは? そう、彼の準備とは「丸暗記すること」だったわけです。

読み上げるのではなく説明してほしいということ

面接で企業が期待しているのはエントリーシートに書いた内容をそのまま読み上げてほしいのではなく、そこに書かれたことを今度は対話の中で説明してほしいということです。

私も面接官として経験がありますが、そのまま読み上げられるとそれはエントリーシートに書かれていることでもあり、聞く意味がないと思っていました。

かといって別な話をしてほしいわけではなく、やはりそこに書かれたことを説明してほしいということです。

暗記にならないための準備は組み立てるということ

今回、紹介したいのは面接で文章丸暗記の棒読み回答にならない方法です。 それは自分のなかで話すべき内容を組み立てて(構造化して)話すということであり、丸暗記ではなく、これを話した後はこれを話して、最後にこれで締めようなどと自分のなかで順序とその意味を理解しながら言葉にしていくということです。

それが「論理的表現力」といわれるものです。

面接に向けて簡単に説明すると、まずは常に結論はこれだと準備し、それに続く根拠として話すことはこれとこれという形で準備するということ。 特に根拠は事例が高い説得力を発揮するため、この事例を説明しようという形で準備できたら尚いいですね。

このように文章丸々の暗記から脱皮するためには、常に結論と根拠という論理的表現力に沿った形で整理することだと思います。

そして面接では質問に対してまず結論を言えたらひと安心して一息つくくらいの余裕を持ったらいいと思います。そこで間もできるので面接官も「うん、うん」と頷いてくれたりして、まさに一方的でなく対話になると思いますよ。 そして結論を話して間を取った後に、あとは落ち着いて準備していた根拠をいくつか紹介すればいいんだというくらいの気持ちで臨んでもらえたらと思います。

 面接は読み上げるのではなく説明するということ。

その説明にもっとも相応しいのが、結論と根拠という組み立てで伝える論理的表現力ということです。

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筆者プロフィール

篠原 功治

学生・若年者キャリア支援活動を軸とした「サインキャリアデザイン研究所」の代表を務める傍ら、CDA(Career Development Adviser)の資格を活かしキャリアアドバイザー、キャリアデザイン科目の講師として、神戸大学、甲南大学、広島工業大学、安田女子大学など約20校の大学、短大、専門学校に登壇中。
就活学生むけの面接対策講座等は、毎年高い評価を得ている。

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