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選び選ばれる対等性

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就職活動は企業と学生それぞれが「for me(自分本位・選ぶ側)」と「for you(相手本位・選ばれる側)」の姿勢を切り替えながら進行し、WIN-WINの関係を築いていくものだといえます。
例えば、応募に至るまで学生は「for me(自分本位・選ぶ側)」であり、企業は「for you(相手本位・選ばれる側)」の立場となります。

お互いに必要な「for you」の姿勢

企業はまず先に学生に選ばれるために、学生にとってのメリットとなる自社の強みやビジョンを説明会やナビサイトでPRします。
そして企業から学生に対するその「for you」の姿勢が実り、いよいよ学生に選ばれると、今度は立場を「for me」に逆転させます。

対して学生は学生で先に「for me」の立場で企業を選ぶ立場でいられた分、いよいよ応募者となったところから今度は企業に選ばれるための「for you」の姿勢を発揮していくことになります。
今度は企業にとってのメリットとなる自分の強みや魅力をエントリーシートや面接でPRしていくということです。

お互いが「自分のためにも、相手のために」という対等な立場で向き合うこと。
就職活動とは良くできた構造だと思いませんか?

応募者になってもなお「for me」が招く残念な結果

しかし、結果の出る学生と出ない学生の差が明確になるのがこの対等性に対する理解度の違いです。
しっかり理解し結果の出せる学生は、応募前までは「for me」ですが、いざ企業に応募した瞬間から「for you」の姿勢に切り替え、いかに相手にとって自分の採用メリットを感じてもらえるかを考えます。
そして応募以降に企業に見せる姿勢、企業に伝える言葉には全て「だから私は御社のお役に立ちます」という気持ちが込められるのです。

一方、結果の出ない学生は、応募前も応募後も最初の「for me」のまま。
終始、自分がこれをやりたいから、こうなりたいから、これが好きだからと、自分本位の願い事オンパレードの志望動機を繰り広げます。
また企業と相対する姿勢も、企業側の自分への働きかけに委ねており「面接官がフランクだったから自分らしく話せた」なんて言ってみたりします。

相手に先に動いてもらうなど自分本位以外の何ものでもありませんよね。

さあ、皆さんはどう捉えるでしょうか?
プロポーズする相手に向かって「私の幸せのために結婚してください」と言いますか?
それとも「あなたを必ず幸せにするから結婚してください」と言いますか?


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筆者プロフィール

篠原 功治

学生・若年者キャリア支援活動を軸とした「サインキャリアデザイン研究所」の代表を務める傍ら、CDA(Career Development Adviser)の資格を活かしキャリアアドバイザー、キャリアデザイン科目の講師として、神戸大学、甲南大学、広島工業大学、安田女子大学など約20校の大学、短大、専門学校に登壇中。
就活学生むけの面接対策講座等は、毎年高い評価を得ている。

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