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傾聴力

皆さんは自分の人の話を聞く(聴く)姿勢をどのように見ていますか?

今回のタイトルはシンプルに「傾聴力」
傾聴とは、辞書などで調べるとこのように説明しています。


「人の話をただ聞くのではなく、注意を払って、より深く、丁寧に耳を傾けること。
自分の訊きたいことを訊くのではなく、相手が話したいこと、伝えたいことを、
受容的・共感的な態度で真摯に“聴く”行為や姿勢を指します。」

実際に実践すれば気付く「聴く力」の大切さ

大学での実習でも時々この傾聴をテーマにしたミニセッションを行なっています。
それは「傾聴トレーニング」
2人1組になって、一方があるテーマ(最近うれしかったことなど)を何分か決めて相手に話し続ける。
聴く側は何の質問もせずに受け止めるだけで聴き続ける。
そして話す人が聴く人の受け止め方により、もっと話したいという気持ちになったのか?それとも話を止めたくなったのか?時間終了後、自分の感想を率直に相手にフィードバックするというもの。

ここで参加者から出てきた意見は一様に「聴く側の姿勢によってコミュニケーションの充実度は変わってくる」ということです。
例えば、この傾聴トレーニングを行なった直後にグループディスカッションの練習をすると以下のような姿勢が積極的に発揮されます。

  • ■皆が顔を上げてアイコンタクトを取り合っている。
  • ■ディスカッション中、常に明るい表情を維持している。
  • ■発言者にしっかり注目し、聴いている間は、うなずきやあいづちなどで理解の姿勢を示している。
  • ■発言者の発言が終わったら「なるほど」「そうですね!」などリアクションできるようになっている。

聞く(hear)でなく、聴く(listen)ということ

実際、コミュニケーションは「聴く側」がコントロールしているといわれています。
その聴くとは能動的な「聴く(listen)」であり、受動的な「聞く(hear)」とは違います。

純粋に相手の話を真剣に聴いてあげる力。これが傾聴です。
聴く姿勢によって、コミュニケーションは充実度を増すこともあれば、途切れることもあるのです。
いわばコミュニケーション能力の極意は、この傾聴ともいえるのではないでしょうか?
また傾聴は相手を尊重し受け入れる力でもあり、大切な人間関係能力ともいえるでしょう。

今回、なぜこのようなテーマを皆さんにお届けしたいと思ったかというと、最近面接トレーニングを行なっていて、自分が話すことばかりに一生懸命になっている学生が多いからです。

例えば、こちらからの質問が終わるか終らないかのタイミングでスグに答え始めてしまっている学生もいます。まさに相手よりも、自分のことばかりに気が入っているといえます。

「面接は自分が話して、むしろ面接官に聴いてもらう場ではないですか?」

違うのです。
面接官は学生が自分の質問を聴く姿勢もしっかり評価していて、学生が何を話したかという内容を主に評価しているわけではありません。 面接という直接の対話の場を通じて、皆さんの人間関係能力を中心とした社会性を見ています。
面接で傾聴力が発揮できないということは、極端にいうと自分本位な人間。
自分が話すことばかり気にしている。相手のことは気にしていないといえてしまうのです。

面接で話すことに自信がないからと恐れる必要はありません。
ならば、まずは聴く力を存分に発揮してみませんか?

面接官の質問に対して、しっかり目を合わせて、頷いたりしながら真剣に聴きとる。
そして「はい!」としっかり受け止めて話していく。

二人でいて、自分のことばかり機関銃のように話し続ける人と、私の話を真剣に最後まで一生懸命聴いてくれる人、どっちが好きですか?という話なのです。面接官も人ですからね。

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筆者プロフィール

篠原 功治

学生・若年者キャリア支援活動を軸とした「サインキャリアデザイン研究所」の代表を務める傍ら、CDA(Career Development Adviser)の資格を活かしキャリアアドバイザー、キャリアデザイン科目の講師として、神戸大学、甲南大学、広島工業大学、安田女子大学など約20校の大学、短大、専門学校に登壇中。
就活学生むけの面接対策講座等は、毎年高い評価を得ている。

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